日本には、モノを大切にし感謝する
気持ちから、伝統的に行われている
行事がたくさんあります。
針供養もそのひとつです。
針供養は使っているうちに、折れて
しまったり、曲がってしまったり、
錆びてしまって使えなくなった針を
供養する儀式です。
針を豆腐やこんにゃくに刺し、供養
しますが、全国の神社やお寺で針供
養の行事が行われています。
神社などで行う針供養は、今まで頑
張ってくれた針に対して感謝をする
意味で行う儀式です。
時に硬い物や厚みのある物を縫うこ
ともありますが、供養の時はもう無
理をしなくていいよ、という意味を
込めて豆腐やこんにゃくなどの柔ら
かい物に針を刺し供養します。
最近は ミシンの普及もあり、なかなか
針を使う機会は減りつつあるかもし
れませんが、ちょっとしたボタン付け
等でお世話になっていると思います。
1年の終わりに、頑張ってくれたも
のに感謝するという意味もあるのか
もしれません。
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